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変形性膝関節症

  • 2019年06月18日

高齢者が膝の痛いときに多いものに変形性膝関節症があります。

中年以降の年齢層ではX線検査をすれば25~40%の人に変形があるといわれています。

変形性膝関節症の主な病態は関節軟骨の摩耗や変性ですが、一次性のもの(外傷や感染などの既往がない)が大部分を占めます。

一次性の原因にはO脚などの変形に伴う関節に加わる外力の増加や、肥満、筋力低下などがあげられます。

繰り返しの外力により徐々に悪くなるものといえます。

膝関節の内側が痛い人の歩行の特徴に、立脚相で膝が外側に動揺して内反が強くなるlateral thrustがあります。

また、多くの患者に股関節の内旋制限があり、膝関節がその影響を受けて悪くなっているものもあります。

また下腿は外旋位を取るものが多くみられます。

ただし、すべてがそうとは限らないので、治療のアプローチも一人ひとり違ったものになります。

実は変形は治りません。

じゃあ一生痛いの?ってわけでもなくて変形があるせいで正常な関節運動にはなりにくいかもしれませんが、正常な関節運動に近づければ痛くなくなることもあるのでそれを目指します。

 

アプローチとしてですが膝だけを見ててはなかなか良くなりません。

上下の関節(足関節、股関節)、上半身など全身を見る必要があります。

歩行時に最初に地面に接地するのはです。

入りが不味ければその後に影響が出ます。

なのでまずは

その足を運んでくるのは反対側の足(脚)なのでそちらもみる必要があります。

ただ、なにせ荷重がかかる部位だし意識してどうこうなるものではないのでインソールを使うのが良いでしょう。

 

次に膝ですが、膝が伸びない、下腿が回旋しているなどのマルアライメントを修正することも当然必要です。

膝関節そのものへの局所的なアプローチもしますが、膝関節をまたぐ筋はほとんどが骨盤に起始があります。

なので骨盤周囲の筋の機能へのアプローチも必要です。

 

次に上半身ですが、なんで上半身?って感じですが歩行は下半身がロコモーター、上半身はパッセンジャーに例えられます。

飛行機や車でお客さんが偏って乗ってたら車体には負担がかかりますよね的な話です。

上半身が前かがみ、のけ反っている、左右どちらかに傾いているなども下半身への負担を増やすのでそれぞれが良くなるようにします。

 

結局は全身みましょうということです。

 

 

 



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