第5中足骨疲労骨折はJones骨折といもいいます。
これは、この症例を報告したJones氏にちなんで名前が付けられています。
サッカーやラグビーなどで多くみられ、カットプレーなどで足の外側に体重がかかるのを繰り返すことで第5中足骨基部にストレスがかかり折れてしまうと考えられています。
Jones骨折は発生当初はレントゲンに写らないこともあり、痛みを我慢しながらプレイを続けたため完全に折れてしまうこともあります。
Jones骨折で折れる部位は血行が少なく骨癒合しにくいので、保存療法で治りにくい場合は手術が行われることもあります。
骨癒合の経過をみて可動域訓練、筋力訓練などをします。
サッカーやラグビーなどを続ける場合は、足底板を入れることを勧めることもあります。
足の舟状骨の内側の後脛骨筋付着部に過剰骨がみられることがあります。
同部位に運動時や運動後に痛みを訴えるものを外脛骨障害といいます。
有痛性外脛骨とも呼ばれます。
成長期に見られることが多く、多くの症例で偏平足など足部のマルアライメントがあります。
舟状骨部の内側が隆起しているものが多く同部位に圧痛があります。
確定診断はレントゲンで過剰骨が確認できると外脛骨障害と診断されます。
治療は保存的にはインソール、正しい動作で患部の負担を減らすなどが行われます。
早期の治癒を望む場合は手術が選択されることもあります。