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交通事故によるむち打ち

  • 2022年09月09日

むち打ち(外傷性頸部症候群)は頸部に外力が加わり、頸部の痛みの他、めまいやしびれなど様々な症状を呈する病態をいいます。頸部が鞭がしなるような状態になって受傷することからその名がついたそうです。

 

交通事故によるむち打ちは頸椎損傷の可能性もあるので病院でレントゲンを撮り、頸椎損傷のないことを確認します。

むち打ちは頸椎骨折以外のあらゆる頸部損傷を含みます。

主に靭帯や筋の損傷であることが多いため、画像所見などの客観的所見は認められないことが多いです。約9割は受傷後24時間以内に痛みが出ますが、患者の性格やおかれた環境(高齢、地位など)などで症状や程度が変わります。

単独でのケガではなく、交通事故や労災など補償問題が関係する場合は、症状の持続、慢性化への移行に注意が必要です。

また、過去にも頸部痛があったり、頸椎捻挫(むち打ち損傷)があった場合も予後不良の因子となります。強い痛み、頸部の圧痛、上肢のしびれなどの存在も予後不良の因子となります。

 

むち打ちの施術として、頸椎カラーによる固定、牽引などが行われてきましたが、最近のガイドラインでは、4日以上の安静はとるべきではない、頸椎カラーは装着しない(装着する場合でも4日以内にとどめる)牽引は他の治療法と併用するのがよいとされています。

また早く日常生活へ戻るほうが予後が良いとされ、運動療法などによって徐々に機能障害を改善させていくのが良いです。

受傷後3ヶ月以上たっても症状が続くケースでは永続的に続くことが多く、受傷者の約5%は永続的に症状が残るといわれています。



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