今回から「?」シリーズです。5本あります。
まずは「肩甲骨はがし」についてYouTubeで説明しています。
肩甲骨にはたくさんの筋肉が付いています。
それらの筋肉が肩甲骨の動きの制限になっています。
どんな関節も十分な可動性と力があった方が良いです。
それがあって初めてスポーツの動作に生きてきます。
そんな話をしています。
YouTube、是非ご覧ください。
肩甲骨はがしという文言を目にすることがあります。
「はがす」というのを「取れちゃう」ととらえると、胸郭から取れちゃうということでそれはもう大怪我ですが、もちろん取れちゃうことをいってるわけではなくて、肩甲骨と胸郭の間にある筋肉をほぐしましょう的な意味だと思います。
そういえば昔ある古武術研究家の大学教授が、肩甲骨を引っぺがして致命傷を与える的なことを格闘技通信でいってました。
細身の方、やわらかい方には比較的手は入れ易いのですが、マッチョや硬い人には手が入れにくかったりします。ゴニョニョ探っているうちにこっちがやられそうです。
やったことがないのでわかりませんが人間の力で引っぺがすのは厳しい気もします。
そんな力がある人は他の技で勝てるでしょう。
話が逸れましたが、肩甲骨と胸郭に付いている筋肉には前鋸筋、大菱形筋、小菱形筋があります。
これらにこわばりがあると肩甲骨の動きが阻害されます。
前鋸筋(ぜんきょきん)
阻害されると何がいけないかというと、例えば腕を動かす時だと肩甲骨も腕の動きを追うように動きます。肩甲骨が腕の土台になってくれてる的な感じです。
肩甲骨の動くところに腕が動くという人もいるかもしれません。
これが肩甲骨が動かずに腕だけ動くと、肩甲骨と腕をつなぐ関節(肩甲上腕関節)に負担がかかるのです。
腕を動かすから当たり前じゃんとも思いがちですが、我々の身体はオートマチックに肩甲骨と上腕骨の位置を合わせてくれてるのです。
ただ、肩甲骨が動かなければ脳から指令が出ていても、動くとこしか動かないということが起こります。
そして、これが繰り返されると痛みが出たりします。
痛みが出たら安静にしていれば痛みはなくなるともいえますが、動かし方が変わってなければまた痛くなる可能性は大です。
動かし方を変えるには、そもそも筋肉が必要なだけ伸びないといけないのでそこを何らかの方法でやわらかくするのです。
そのやわらかくする方法としていわゆる肩甲骨はがしがあります。