ランニング障害は使い過ぎによっておこるものが多いですが、片方の脚だけに出ることが多いです。
右だけ100歩、左は80歩とかではないのに。
いろいろとチェックすることがありそうです。
まずはフォームの問題があげられます。
ただ御本人は左右対称の動きをしているつもりのことがほとんどです。
左右対称の動きにならない場合はそもそもじっとしているときの姿勢が悪いことが多いです。
じっとしているときの姿勢はよくても少し負荷をかけると片側だけ崩れることがあります。
左右の筋力差はないのが理想とされています。
筋力差の原因が不良姿勢に起因することもあるのでトレーニングの前にすることがあります。
道路の傾斜やトラック等の回る向きも考えることのひとつです。
腹腔内圧の話をしましたが、腹腔内圧はもちろん大事です。
ただプランクで鍛えられるのは別の要素です。
負荷が比較的小さいのでこれから運動を始めるという人には取っ掛かりとしてはいいかもしれません。
体幹を固定する感覚をつかむにはいいかもしれません。
筋力を高めたい人が最初60秒しかできなかったものが、だんだん時間が長くなることがありますが、そもそも負荷として軽すぎるからそのようなことが起こります。
筋力を高めたいなら1分以内に終わる位の負荷がかかる運動がいいでしょう。
節約できた時間は他のことに回しましょう。
小児期の肘の内側上科顆靭帯付着部の剥離骨折はリトルリーガーズエルボーと呼ばれます。
小児期は剥離骨折が完全に治癒していなくても数週間で痛みがなくなることがあるので治ったと思いがちですが、青年期になってより力強い投球をするようになると、内側の不安定性のため痛みが出てくることがあります。
靭帯部分の損傷は中学生以降に出てくることが多いです。
中学生、高校生では慢性型が多いのに対し、大学生以上になると急性型が多くなります。
足の舟状骨の内側の後脛骨筋付着部に過剰骨がみられることがあります。
同部位に運動時や運動後に痛みを訴えるものを外脛骨障害といいます。
有痛性外脛骨とも呼ばれます。
成長期に見られることが多く、多くの症例で偏平足など足部のマルアライメントがあります。
舟状骨部の内側が隆起しているものが多く同部位に圧痛があります。
確定診断はレントゲンで過剰骨が確認できると外脛骨障害と診断されます。
治療は保存的にはインソール、正しい動作で患部の負担を減らすなどが行われます。
早期の治癒を望む場合は手術が選択されることもあります。
前回の続きです、、、
腹腔内圧がなにをしてくれるものかを書くのを忘れてました。
腹腔内圧は脊柱を安定させるために必要なものです。
横隔膜を含めた体幹の筋を同時収縮させることによって高まるものです。
この時呼吸は止まります。
なので腹腔内圧を高めたペダリング(自転車)というのは意味がわからないのです。
前回の続きです、、、
腹横筋の機能についてです。
腹横筋は内腹斜筋外腹斜筋とともに腹腔内圧を上昇させる働きがあります。
腰痛の人は収縮のタイミングがずれちゃってるし、腹腔内圧を高める筋ということでやっぱり大事そうですが、
いわゆる体幹トレーニングで鍛えられるのかという話をします。
体幹トレーニングで真っ先に思い浮かぶのがプランクですが、プランクで腹腔内圧が上昇するのか調べた方がいます。
圧力センサーをつかって計測したのですが全然上がらなかったそうです。
とりあえずプランクで腹腔内圧を高めるというのはやめましょう。
いつの間にか腹筋背筋がもてはやされるようになりました。
とりあえず道具がなくてもできるという点ではとっかかりやすいです。
ただいわゆる腹筋背筋ではここまで猛威を振るいません。
腰をいためたときなど腹筋が大事とのことで腹筋運動(シットアップ)を繰り返した人もいるかと思います。
あまり効果がでなかった人も多いかと。
10数年前から腹横筋という筋肉の名前をよくみるようになりました。
Hodgesさんという方の研究で上肢を動かす際は運動開始前の0.03秒前から、
下肢を動かす際は0.11秒前から腹横筋が収縮していることがわかりました。
それがどうしたの?って感じですがなんと腰痛の人は0.05~0.45秒後!に腹横筋が収縮するそうです。
なにがいかんの?って感じですが、脊柱が安定する前に運動するから腰が痛いんだという話です。
そのあたりから体幹トレーニングが流行ったのではないかと勝手に思っているのですが。
そもそも体幹ってどこ?何?的なところから。
体幹とは胴体のことだから人間の体の頭、首、腕、脚を除いた部分をさす用語です。
だからベンチプレスで大胸筋を鍛えるというのも一応体幹を鍛えていることになります。
ただ一般的に言われているのは腹筋背筋のことをさしている感じです。
あとは抽象的ですが、軸という表現でとらえている人もいるようです。
このあたりを定義しておかないと話がかみ合いません(笑)
ここでは腹筋背筋で話を進めていきます。
体幹トレーニングは日本で猛威を振るっています。
勢いはとどまることを知りません。
近年は優秀なアスリートを見ると、「あいつは体幹がしっかりしている」等の言い方で、
優秀なアスリートの必須条件のようになっています。
パフォーマンスは、一番弱いところで決まるといえるので、体幹も弱いより強い方がいいでしょう。
けど、そんなに強くないといけないの?その鍛え方はあってるの?というのはあります。
自転車競技でも体幹の強さや腹腔内圧が話題になったりします。
体幹を強くしたい!って人がプランクに取り組んだりしますが、腹腔内圧は体幹の伸展方向に働くものなのです。
プランクは伸展しそうなのを屈曲方向の力を出して止めるものなので腹腔内圧は上がりません。
雑誌等でも、腹腔内圧を高めてペダリングをするという話もありますが、呼吸をしているときは腹腔内圧は上がりません。
呼吸を止めると腹腔内圧は上がります。自転車からはおりることになります(笑)
ただ速い選手がその言葉を使って伝えたいものがあるはずなので、
凡人の私はなにが言いたいんだろうと思いを巡らすのです。
体幹は皆さんが興味のあるところなのでちょっとずつ書く予定です。
がっかりするかもしれません(笑)
春休みなので午前中に小中学生がきます。
特に野球少年が多く、どの子も真剣に上手くなりたいと思っています。
何が言いたいかというと、競技の練習を効率よくやるためには準備が必要ということです。
夜更かしはもちろんだめですが、ここでは筋肉の話をします。
唯一地面と接している足がグラグラな子が多いのです。
足元がグラつけば上はもっとグラつくか、もしくは余計な力が入るでしょう。
たとえば、どれだけ助走をつけても踏み出す所がグチャグチャならすべてがパーです。
足のコンディションが悪い人は天然グチャグチャグラウンドです。
足元を見直しましょう!