舟状骨骨折というものがあります。
転んで手をついて受傷することが多いです。
強い症状が出ないこともあり、捻挫と思って治療が遅れることもあります。
骨折部位によって骨癒合の期間に違いがあり、近位部では偽関節になりやすいといわれています。
転位がない場合でも近位部骨折だと12~23週間必要といわれています。
野球肘。
11歳の子は肘内側の投球障害有病率が48.7%、
12歳では40.9%にもなるそうです。
肘内側の障害は発症から1週間以内に治療を開始すると100%痛みがなくなるといわれています。
逆をいうと1週間すぎてからでは治りが遅くなるといえます。
違和感を感じたらすぐに対処しましょう。
トレーニングとリカバリーのバランスがとれていることが最適なパフォーマンス発揮に重要ですがしばしば回復が追い付いていないケースがあります。
そこでよく出るのが「あいつはオーバートレーニングだ」的な。
ここでは意味をまとめてみたいと思います。
オーバートレーニングには、機能的オーバーリーチング、非機能的オーバーリーチング、オーバートレーニング症候群になりうる負荷をかけるという意味があります。
心理的な問題等がない場合、2週間程度のリカバリー後にパフォーマンスの向上が起こるのが機能的オーバーリーチング、数か月のリカバリー後にパフォーマンスの向上が起こるのが非機能的オーバーリーチングといわれています。
いずれも十分な休息があれば完全に回復するものがオーバーリーチングです。
その先にあるのがオーバートレーニング症候群です。
オーバートレーニング症候群はそこに様々な要因(生理学的要因、神経内分泌学的要因、心理学的要因など)がからんだものをいいます。
爆発的パワー向上のためのトレーニングにプッシュプレス、ジャーク系があります。
これはジャンプスクワットと同程度のパワー発揮ができるのに着地の衝撃が少ないというなんともありがたい種目です。
それ以外にも上肢の筋力、肩周りのスタビリティ、肩周りの柔軟性、体幹のスタビリティの向上が期待できます。
突き指は、指先に大きな力が加わって起こる外傷のことをいいます。
この中にはマレットフィンガー、掌側板損傷、側副靭帯損傷、ジャージーフィンガー、脱臼、骨折が含まれます。
その場で引っ張って良くなるの背側脱臼くらいで、他のものに対しては症状を悪化させます。
靭帯、腱、掌側板、小骨片を含む骨折を伴う症例には超音波画像観察が有用です。
テニスのバックハンドで発生することが多いとされているのでテニス肘とも呼ばれます。
その他にも順手でバーベルを握ると痛い、タオルを絞ると痛いなどの訴えで来院されることも多いです。
共通するのは手関節の背屈動作で痛みがでるということです。
これは短撓側手根伸筋起始部(上腕骨外側上顆)に炎症、微細断裂、変性が生じていると考えられています。
全身関節弛緩性(general joint laxity)は全身の関節が緩いことを意味しています。
親指が腕につく、膝が逆に反るなど7項目のうち4つあてはまるものが多いほど緩いといえます。
靭帯損傷(脱臼、捻挫等)の外傷で生じたものは片側、一方向性であることが多いのに対して外傷で生じたものでない場合は両側、多方向性のものが多いと言われています。
ストレッチなど筋を伸ばす際も関節の安定性を損なうことが無い様に注意する必要があります。
肩こりは、肩だけを見るのではなく全身を見ていく必要があります。
肩周りの筋を治療してもすぐに治療効果はなくなってしまいます。
肩周りだけでなくその部位に負担をかけている理由を探す必要があります。
日常動作のくせ、そのくせはどこかを代償して出ているものであればその部位も治療の対象になります。
大腿後面にある半膜様筋、半腱様筋、大腿二頭筋の三つをハムストリングといいます。
ハムを作るときにこれらの筋肉の腱を使ってぶら下げたのが語源とされています。
腿の後ろの筋肉がハムストリングだと思っている人は多いですが、大腿四頭筋(外側広筋)が後ろまでぐるっと
回り込んできています。
ハムストリングは肉離れする筋肉として知られています。
広背筋(こうはいきん)テストというのがあります。
両肘をくっつけて肘が鼻まであがるかをチェックします。
鼻まであがらない選手に肘の障害が多いといわれています。
広背筋はラジオ体操の横曲げでも大まかには伸ばせますが、他の部位の影響をうけていることもあるので
気になる方は聞いてください。